
何かと気忙しい年末から年始にかけては、注意を怠ると生活習慣が大きく乱れてしまう時期です。この期間は会合などで飲酒の機会が増える、長期休暇による不規則な生活スタイル、寒さの影響などで身体活動が減る、風邪やインフルエンザのウイルスが活発になるなど、体調を崩しやすい条件がそろっています。糖尿病の患者さんなどにとっては、血液検査の数値が悪化することが多く、悩ましい時期かもしれません。
この時期は心血管疾患の発症が多くなる時期でもあります。ストレスで血管が収縮しやすくなることも要因の一つです。人付き合いの悩みもストレスになりますが、寒さや生活リズムが崩れるなど、環境の変化自体が刺激となり、体にとってはストレスとなります。
ストレスを感じると、体内でコルチゾールやインスリンといったホルモンが分泌され、エネルギーを求める衝動が高まります。この結果、普段より多く食べたくなったり、高カロリーで栄養価の低い食品を選びがちになったりします。飲酒によって判断力が低下し、普段は控えている食品を摂ってしまうことなども、食生活の乱れに拍車をかけます。
特に、食生活が乱れることから体調を崩すことにつながることが少なくありません。この時期は、飲食をいかにうまくコントロールできるかが健康を保つカギとなります。意識して以下のようなことに気をつけましょう。
このほかに、生活全体の中で気をつけたい健康管理のポイントを5つ挙げてみました。少し意識することで、この時期を健やかに過ごしてください。
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