夜は体が栄養を吸収し、ため込みやすくなる時間帯です。会食など、1日の中で夕食がメインとなる人も多いと思いますが、夕食におなかいっぱい食べると胃腸にも負担をかけ、体に脂肪をため込みやすいので注意しましょう。夕食は空腹を感じない程度に軽く、なるべく早めの時間帯に済ませるのが理想です。
献立としては、低脂質で消化の良いメニューがおすすめです。夕食を摂る時間が遅い日には、缶詰や作り置き食材を利用して短時間でできるメニューを。すぐに食べられるメニューのレパートリーを増やしましょう。
脂肪の摂り過ぎは肥満の原因になるだけでなく、脳細胞にも影響を与えている可能性が指摘されています。ひと言で脂肪といってもさまざまな種類があり、鶏肉・豚肉・牛肉に含まれるのは飽和脂肪酸、魚介や植物由来の脂肪は不飽和脂肪酸を多く含みます。
脂肪を溜め込みやすくなる夜の時間帯は、魚介類など高たんぱく・低脂肪の食材を使うように意識しましょう。ごはんなど糖質は1日の中で量を調整し、食物繊維やビタミン・ミネラルの豊富な野菜、きのこ、海藻類などを組み合わせます。
汁物など、一つの調理器具で複数の食材をまとめて調理できるメニューにすると主菜・副菜が揃えやすくなります。フライパンで肉や魚を焼くときに、一緒に付け合わせの野菜も加熱するなどの工夫も時短になります。また、野菜を茹でるときにお湯を沸かしたらついでに根菜や青菜も茹でて保存容器に入れておくなど、夕食を作るときに野菜をまとめて下ごしらえしておけば、朝や昼にも使いたいタイミングでサッと取り出せます。マリネや漬物など味付けして作り置きできるものを常備しておくと、時間のないときに重宝します。
食べるものは全て自分の体と健康を作る投資となります。一食で違いはわからなくても、小さな工夫や選択を積み重ねることで確実に健康と不健康が分かれていきます。夕食だけに限りませんが、ぜひ、次のような健康習慣を覚えて、できることから実践してください。
Related Article