このウェブサイトでは、健康のために食べるほうがよいもの、食べない方がよいもの、その食べ方などをさまざまな角度からお伝えしています。ちょっとしたコツを知っていると知らないとでは結果が大きく違ってくることを実感しつつある方もおられるのではないでしょうか。反対に、せっかく知識を得ても実践しなければ意味がありません。今回は、実際に食事を摂る際にどのようなことを意識すればよいか、ご紹介しましょう。
それは、一言でまとめるなら「主食・主菜・副菜の3つのお皿を基本に献立を考える」ということです。毎食、学んだ健康の知識を3つのお皿に当てはめるように考えると、心身の栄養状態がよくなり、高いパフォーマンスにつながるでしょう。
主食・主菜・副菜の3つのお皿のポイントを整理してみました。この3つのお皿を意識すれば、細かい栄養計算をしなくても、多種類の食品が摂れ、生命活動に必要な5大栄養素が自然と補えます。5大栄養素とは言うまでもなく、「たんぱく質・脂質・炭水化物(糖質+食物繊維)・ビタミン・ミネラル」です。不足しがちなビタミン、ミネラルを補う副菜は、1食にひと皿以上でも構いません。
・主食に多く含まれる糖質は脳のエネルギー源となる
・過剰でも不足でも健康に悪影響。適量の摂取を
・白米や小麦粉より、玄米や全粒粉のパンなど「茶色い主食」を
選ぶことでビタミン、ミネラル、
食物繊維が摂取できる
・体を作るために必要なたんぱく質や脂質が含まれる
・1食の目安は魚・肉80〜100g(片手の手のひらにのる程度)
・肉は食べ過ぎないように注意。外食、テイクアウトなども
併せて週の半分は魚を食べる
・体の調子を整えるビタミン、ミネラル、食物繊維の摂取源
・1日350g以上、皿数で1日4〜5皿が目安
・葉物野菜、果菜、根菜などさまざまな野菜を取り入れる。
根菜は糖質が多いので摂りすぎに注意
・魚・肉と野菜を組み合わせて一品にしてもよい
3つのお皿は、一汁一菜のように3種類の品数が必要というわけではありません。必要な栄養素が補えれば、ひと皿で主食・主菜・副菜を兼ねるメニューでもOKです。
食材の質を見極めたうえで、できれば自分で調理したものを基本に献立を組み立てるのが理想ですが、難しい場合は全て手作りしなければならないわけではありません。「主菜を一品だけ作り、副菜は中食を活用する」「ごはんはまとめて冷凍してあるものを解凍する」など、無理なく続けられる方法を見つけてください。重要なのは、健康管理を続け、当たり前の習慣にすることです。
これからの時代の健康管理では、一人ひとりが自分に合った方法を試行錯誤しながらでも探し続けることが大切です。その中で、毎日食べるものを大切に考えていくことは、人生を根本から素晴らしいものにする、とても重要で知的な行動です。明日、10年後、元気で若々しい自分でいるために、今日の食事を考えるようにしてください。
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