「タマネギは健康にいい」というのは、もはや常識で、玉ねぎの皮を使ったお茶が発売されるほど。タマネギには、私たちにとって様々な良い栄養が含まれているのですが、なかでもよく知られているのが、ポリフェノールの一種であるケルセチンです。血液サラサラで有名ですよね。
ポリフェノールは、植物の色や苦み、香りなどのもととなる物質。トマトの赤はリコピン、ブドウの紫はアントシアニン、といった具合に、タマネギの薄黄色はケルセチンによるものです。
ケルセチンは水に溶ける性質があるらしく、水にさらすと、20%ほど減少するそうです。煮る場合は、煮汁も飲むことで、無駄なくケルセチンを摂取できます。
ちなみに、タマネギをサラダなどで生食するために辛みを取りたい場合は、水にさらすより太陽に当てる事をおススメします。私のおばちゃんは玉ねぎを切った後、いつもザルにアルミホイルをひいて数十分太陽に当てていました。研究により太陽に当てるとケルセチンは2倍以上、美味しさもアップする事がわかっています!昔の人の知恵って本当に凄いですよね。
私が一番好きな食べ方は、玉ねぎのホイル焼きです。塩胡椒とバターをのせて、魚グリルで焼いたら1つペロリと食べてしまいます。おすすめですよ。
ブロッコリーも、芯まで無駄なくいただきます。ブロッコリーを洗うときは、逆さにしてボールに10分ほど浸すと小さなゴミが綺麗に取れます。芯はきんぴらにすると、美味しく食べられます。
体に良いものでも、選び方一つで損をしてしまう場合も。
生姜とニンニクは美味しいだけでなく身体にも良いのですが、チューブの物は添加物が多いので、私は冷凍しているものを使います。卵については、どんな餌を食べてるかを是非チェックしてみて下さい。食べた物が全て黄身に移行しますので、高い栄養価があるだけに、良い卵を選びましょう。
Smile Circle株式会社
岩城 紀子代表取締役社長
1972年兵庫県生まれ。ギャップジャパン、機能性食品開発のバイオベンチャーを経て、2008年にスマイルサークル株式会社を設立。「丁寧においしい食品を作っているのに商売が下手な生産者」にかわって販路拡大、商品開発を担うかたわら、さまざまな食品会社のコンサルタント業やバイヤー代行を務める。14年に株式会社グランドフードホールを設立。兵庫県芦屋市と東京・六本木に店舗を展開。百貨店など約100社の販売先、全国各地の約2600社のメーカーと取り引きしている。テレビ東京「カンブリア宮殿」に出演し話題騒然。
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