緑茶では宇治茶が好きです。
室町時代足利将軍は宇治茶の良さを認め,後世宇治七茗園と呼ばれる優れた茶園を宇治の地に七ヶ所指定しました。 「森、祝、宇文字、川下、奥の山、朝日に続く琵琶とこそ知れ」と和歌にも詠まれた七つの茶園は都市化の中で姿を消し、堀七茗園さんが栽培してらっしゃる「奥の山」茶園だけが現存する唯一の生業茶園となりました。 堀七茗園さんは有名なお茶メーカーの茶葉を選定、卸されている大元でもあります。
最近は深蒸し茶が主流で抹茶やアミノ酸、香料が入っているお茶も増えています。
宇治茶の様に透明度の高いお茶は、昔は高貴なお茶でした。特別な時に、と思ってらっしゃる方も多いですが、夏場は水出しした宇治茶が最高です。
一度にたくさんの冷たい煎茶をつくるには、ポットを活用するのがおすすめです。用意するものも、①ポット、②茶葉(普段お湯で飲んでいる茶葉で大丈夫です)、③ティーバッグ、の3つだけ。
まず、1ℓあたり、10~15gほどの茶葉をティーバッグに詰めてください。ティーバッグをポットに入れたら、あとは水を注ぐだけ。この方法で、宇治茶だけでなくどんなお茶の葉からでも冷たいお茶をつくることができます。
「お茶の葉からはお湯じゃないと味が出ない」「水出し茶を飲むには“水出し専用”の茶葉を買わないと・・・」と思っている人も多いかもしれません。しかし、実はそうではないのです。お湯のほうが早く味を抽出できるだけで、冷たい水でも、時間をかければ味をじっくり抽出することができるのです。ゆっくり抽出するので甘みのある美味しいお茶ができますよ。
ポイントは、混ぜたりせず、そのまま冷蔵庫でほっておくだけ。
水を注いで2~3時間もしたら、もう飲み頃です。夜に作って朝マイボトルに入れて仕事に行きます。日本人の健康は緑茶からと世界では有名です。「お茶はちゃんとしたのを飲みなさい」「出がらしは捨てずに植木や庭に」おばあちゃんの教えを守っています。
Smile Circle株式会社
岩城 紀子代表取締役社長
1972年兵庫県生まれ。ギャップジャパン、機能性食品開発のバイオベンチャーを経て、2008年にスマイルサークル株式会社を設立。「丁寧においしい食品を作っているのに商売が下手な生産者」にかわって販路拡大、商品開発を担うかたわら、さまざまな食品会社のコンサルタント業やバイヤー代行を務める。14年に株式会社グランドフードホールを設立。兵庫県芦屋市と東京・六本木に店舗を展開。百貨店など約100社の販売先、全国各地の約2600社のメーカーと取り引きしている。テレビ東京「カンブリア宮殿」に出演し話題騒然。
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